或る二世経営者のホームページ ~香山廣紀 かく挑み、かく歩む。~

香山草紙 エッセイ集


  85. 『姫路市芸術文化奨励賞』を頂いて

去る3月27日に、姫路市内のホテルで『姫路市芸術文化賞』の表彰式ならびに懇親会が執り行われた。その中で私は『芸術文化奨励賞』を頂いた。長年にわた り姫路地方の文化の発展に寄与した、というのが主な受賞理由である。実はその1ヶ月半程前に市の文化交流課から連絡があり、新聞にも掲載されてはいたが、 いざその当日その場面になると感激も新たな思いであった。
社屋を新築するにあたり1階にギャラリーを併設したのをきっかけに、芸術文化に接するようになった。もう22年が経過しようとしている。まあ、よくもここまで来られたものだと自分でも感心する思いである。
~この度、ギャラリー『ルネッサンス・スクエア』を開館し、地域文化に微力ながら貢献したいと考えております。当ギャラリーは、造形的表現活動に対して トータルに考える点から、絵画・彫刻・工芸等の純粋芸術のほか、建築・工業・インテリア・商業・服飾・織物デザイン等の生活造形に関する領域も含め、幅広 い視野で企画展示を行い、皆様にご観覧を得たいと思っています。また、地域の造形作家の皆さんに創作発表のスペースを提供し、自由に広く活用していただき たく思っております~をコンセプトに、『ルネッサンス・スクエア』は1987年9月にオープンした。
思い出に残る催し物としては、こけら落としに行った『シルクロード展』、『インドミィテラー地方の民族画展』、『安藤広重の浮世絵展』、寝ずの番をした 『福富コレクションによる美人画展』、シリーズになっている『現代作家展』、同じく『ポートレート展』などがある。その他数え上げればきりがないが、あら ゆるジャンルの作家による250以上の企画展覧会を行ってきた。開館当初から私の希望であり、それが行いたくてギャラリーを創設したのであるが、今年で 22回を迎える『こどもの絵画展』と年末の『チャリティー展』は、多くの人々の認知するところとなった。
開館当初から本当にお世話になり、そのご恩を返せないまま7年前にお亡くなりになられた池内登氏の存在なくして、この芸術文化活動は語ることはできない。 また、何一つ知識も経験もない私を支えていただいたスタッフをはじめ数多くの方々に、心から感謝する次第である。その人々を代表して、今回私が賞を頂くの だと思っている。『ルネッサンス・スクエア』は私が経営の第一線にいる間は続けていくつもりである。その後は後継者が考えればよいと思っている。何せ芸術 文化はお金と時間を極端に消費するものだから…。