或る二世経営者のホームページ ~香山廣紀 かく挑み、かく歩む。~

香山草紙 エッセイ集


  67. 近況報告

私が八幡建設の社長を引き受けて早3年が経過しました。平成15年の6月13日。その日は丁度パナホーム兵庫で月1回のグループの役員会が開催された日でした。会議が終わった後、私の部屋に私と妹婿(当時八幡建設の社長)を父が呼び入れて、
「今月末をもって八幡建設の経営権を香山家に返すこと。そして廣紀、お前が代わって社長をせよ。何か異存はあるか、あるなら聞く」と言い、私たちが無言でいることを確認するや、
「そういうこと」と短く噛み締めるように言い残し、私の部屋から出て行きました。
私は社長は兼任できないし、又すべきではないと思っています。何故なら、その会社のことを最も熟知しており、一番働くのが社長だと思っているからです。す べての責任と権限を持ち、一時たりとも気を緩めることが出来ないのが社長の宿命なのです。そう考えると兼務できるほど生易しいものではなく、ましてや混迷 している昨今の経済界において、その職務を全うするのは相当優秀な人でも至難の業であり、ましてや凡人(謙遜ではなく本当に私ほど凡人はいないと思ってい る)の私にとって、自身のキャパシティを遥かに超えたものになっています。
今私は二つの会社の社長と六つの企業の会長をさせて戴いております。(会長の兼務はできます。会長は、企業としての社会的責任はありますが、経営責任とい う意味においては社長ですから)二つとは、勿論八幡建設とパナホーム兵庫ですが、一日も早くどちらかの社長を譲りたいと思っています。六つのうち、リ フォーム兵庫とニューマテリアル兵庫(旧八幡住宅産業)は本年4月に共同で新社屋を建設し、私の手元からほぼ巣立っていきました。残りの四つの企業も一日 も早く自立し、社会から認知される企業になってくれることを望んでいます。社長はできるだけ多いほうがいいと思っています。戦略的に言えば、分社戦略を目 指しています。
グループ全体の売上は、170~180億位で、利益は2億5千万~3億位です。それを3年後に、売上300億、利益15億という目標を持って進んでいま す。勿論基本共通スローガンとして、お客様視点でのお客様満足度100%と、従業員満足を掲げています。一見高そうな目標ですが、ここ数年は数字に拘らず 企業内部の醸成に努めて参りましたので、私はそれ程難しいとは思っていません。
また時々はご報告いたします。どうか温かい目でご声援をお願いいたします。
 

香山 廣紀