或る二世経営者のホームページ ~香山廣紀 かく挑み、かく歩む。~

香山草紙 エッセイ集


  43. 新たなる出発

一、
私達は、お客様に支持され、必要とされ続けることを喜びとします。
一、
私達は、常にお客様の視点に立ち、知恵と勇気とエネルギーをもって『満足』を提供し続けます。
一、
尚、お客様とはパナホーム兵庫で既に建てていただいた方と、私と関わっていただけるすべての方である。
一、
私達は、素晴らしい人生にするために、大きな夢を持ち続けます。

これが株式会社パナホーム兵庫の新しい企業理念です。私が本格的に経営に携わったのが35歳の時でしたから、約20年になります。この20年の永きに亘っ て、私は重大な過ちを犯し続けてきたのです。先ずそれを全ての社員に、関わり合ってきた全ての皆様に、その犯してきた過ちについて心からお詫びします。
私は、企業の目的は売上をおこし利益を出し、それを従業員や協力業者の方に配分し、自らもその恩恵に浴し、余力があれば社会に還元するものだと信じ、実際 行なってきました。C.S.(お客様満足)はその為の手段に過ぎないと考え、あらゆるシステムを構築し、戦略を立案し実践して参りました。しかし、それら が全く過ちであったことに気がついたのです。
2003年2月10日。午後9時に事業計画会議はスタートしました。メンバーはそれぞれの部署から選ばれた18名。事前に大久保氏の著書『21世紀に残る 経営、消える経営』を手渡し、読んでもらっておきました。その会議が終了したのが2月11日の午前1時でした。そこで出来上がったのが最初に紹介した新し い企業理念と組織図です。
お客様の満足なくして、お客様にお客様の価値をお届けできなくては、企業そのものの存在がありえないことに、私は腹から気付いたのです。ましてE.S. (従業員満足)、協力業者の繁栄、私個人の人生等論外なのです。お客様の視点に立った満足を与え続け、価値をお届け続ける事こそが企業の目的なのです。売 上や利益など二の次三の次なのです。この"お客様に真の満足""価値を提供し続ける"と云う企業の目的を愚直なまでに継続し実践することにより数字などつ いてくるのです。
私は確固たる信念の基に『お客様の視点』に立った経営を行ないます。スローガンは『お客様重視からお客様視点へ』です。この社内報を読んでいただける全て の皆様、これこそが21世紀に健康体で企業が生き残れる唯一のキーワードです。心から信じましょう。そして実行しましょう。実行しなければ何の価値も生み 出さないのです。