或る二世経営者のホームページ ~香山廣紀 かく挑み、かく歩む。~

或る二世経営者の挑戦


第三部 ~すべてはお客様のために~


第一章 バイキング料理 ③ フリーマーケット

私は組織なかんずく企業の組織は表と裏の二つの構造で動いていくと思っている。表の組織すなわち組織図に表されているもので、部長や課長や役員などと称さ れるものである。もう一つは、私だけが裏の組織と位置付けているもので、当社ではプロジェクトと呼んでいる組織構造体である。数は今現在5つある。FNA 戦略プロジェクト(第一部第三章FNA戦略と第二部第三章プロジェクトあれこれに詳しく記しているのでご参照あれ。最も古く長く続いているプロジェクト で、14年目になる。)DS推進プロジェクト(第二部第三章プロジェクトあれこれ参照)社内座談会(若手社員を中心に自由闊達に意見を述べさせている。) 総合企画室(優秀な若手社員特に女子社員を中心に当社の根幹をなす戦略を中心に考え実行させている。)もう一つがエコ委員会である。
そのエコ委員会が行っているのが実はフリーマーケットである。選ばれたメンバー達は、発足させてから1年くらい何をしたらいいのか分からずもたもたしてい た。業を煮やした私は当初から暖めていたフリーマーケットを提案し、計画実行に移すよう命じた。殆どのメンバーは何故フリーマーケットなのか、どのように したらいいのか、随分戸惑いがあったようだが、集団とは面白いもので本気になるやつが必ず出てくるのである。提案後半年もしないうちに実現した。名称も三 左衛門バザールとし、この8月(2005年)で第39回目を迎える。毎月1回当社の駐車場で開催しており、毎回25店舗ほどの店が立ち並び、その収益金は 姫路市の緑化基金に寄付をしている。たいした額ではないが、それでも30万円位はある。私も年に1回は出品するし、私の妻も一度出店し幾ばくかの売上をし てはしゃいでいた。
そこから少し輪を広げて老人大学や婦人会から人員を募り、松下のリサイクル工場を見学したり、アイドリングストップ宣言のステッカーを作成し、『兵庫十万 人運動』と称して、自動車の後部に貼ってもらうよう様々な分野の人に配布し、協力をお願いしている。プロジェクトのメンバーの人数は、私は12人が最適だ と思っている。何故かと言うとアメリカの陪審員の人数が12人だからである。多すぎても少なすぎても会は上手く進行しない。ちょうど良い数字だと思ってい る。
フリーマーケットの目的ははっきりしている。いかに楽をして住宅が売れるかである。その答えは二つしかない。その一つが地域密着である。今一つはCSであ る(それについてはこのあと随所で述べる)。この業界はどこまで行っても地場産業である。であるから簡単明瞭『地域密着』。どこまで地域に根を下ろすこと が出来るかである。私はメーカーに対してこれまで何十回『地域密着』について語ったことだろう。最近は「ああ、それは北見さんの持論やものね」と言い出し た。もうつける薬はない、匙を投げる状態である。しかし、弊社の地域密着戦略はまだまだ続く。

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