或る二世経営者のホームページ ~香山廣紀 かく挑み、かく歩む。~

或る二世経営者の挑戦


第二部 ~豊かさと自由を求めて~


第一章 十八ヵ条の憲法

<企業経営に関する基本的のものの考え方>
 

  1. 経営の手法に良い悪いはない、正しい間違いはない、あるのは合うか合わないかである。その考え方で行えば大きな誤りはない。
  2. 現代は物の時代ではない、ましてや金の時代でもない、人の時代である。人間を無視する企業は21世紀には消滅するであろう。
  3. 生あるものは必ず滅びる。当然、企業も消滅する。もちろん当社もその例外ではない。大切なのは、いつまで健康体で生きられるかである。それを決めるのは、我々ではなくて、世間である。少しでも長生きをするためには、学習する組織でなければならない。
  4. 内部志向で考えるな!外部志向で考えろ!利益は外にしかない!しかしながら、企業が潰れる原因は内にある。ともすれば、その逆を考えがちになる。また、利益とは出すものではなく、出るものである。
  5. 自責と他責と云う言葉がある。他責にするのは簡単である。しかし、そこからは何一つ問題は解決しない。
  6. 企業が悪いのはいかなる理由を問わず、その責任はトップにある。部門もまたしかりである。これは私がこの何年間で得た真理である。
  7. コップ一個には一杯の水しか入らない。いい人材がないと嘆くのは己のキャパシティーの無さや、無能さを言っているようなものである。
  8. 事を起こすに当たっては必ず意図することが大切である。なぜなら、上手くいっても失敗しても、その原因が解らないではないか!
  9. 現代は知恵の時代である。しからば知恵はどこから生まれるのか?知識や経験からは決して生まれたりはしない。感と閃きから生ずるのである。では、感と閃き はどうすればいいのか?真剣な問題意識から感と閃きは発するのである。そのためにも、専門書だけでなく、小説を読むことが大切である。なぜなら、研ぎ澄ま された感性を身につけておかなければ、現代のような激しい変化に対応出来ないし、氾濫する情報からどれが合うか合わないか、選択できないからである。
  10. 愚者は経験から学び、賢者は歴史から学ぶ。そして、もっと愚者は経験からさえも学ぼうとしない。
  11. 価値観とは便利な言葉である。しかし、使い方を間違えば押しつけになる。大切なのは従業員との共有化である。それも一つか二つでよい。
  12. 人は理論では動かない、勿論システムでも動かない、感情で動くのである。それも、納得という椅子に腰を下ろして初めて動くのである。
  13. 仕事の成果は、能力×意欲×システムである。その配分は、能力が40%、意欲が40%、システムが20%である。しかも、やっかいなことに、意欲はある日突然ゼロになるのである。
  14. 今最も捨てなければならないのは、成功体験である。成功体験など百害あって一利なしである。
  15. 組織作りとは、すなわち規範作りである。その規範を組識文化にまで高めれば、ひとりでに組織は活動していくものである。
  16. (株)サンホーム兵庫の共通言語に「言うこととすることがいっしょ」がある。
  17. 真実でオープンな組織でなければ仕事など出来ない。
  18. 経営とは、実践である。実践の伴わない経営はお遊びとしか云いようがない。しかるに、世の中にはお遊びの企業がありすぎる。


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