或る二世経営者のホームページ ~香山廣紀 かく挑み、かく歩む。~

或る二世経営者の挑戦


終章 ~それからの「或る二世経営者」~


エピローグ

今私のグループ企業での立場は、企業用語で言うならCEOである。全グループが一同に会する時の呼称は「グループネットワーク企業議長」である。もともと拘らない私は呼称や立場はあまり気にはしない。しかしながら少なくとも執行役員以上の者は、人事権・借り入れや投資を含む資金・高額の設備投資・等々の決裁権は私にあることは、暗黙のうちに承知しているようだ。規定や規則には存在しないこの『暗黙のうち』がベストなのである。昨年までは公の場で、7勝2敗(9社のうち7社が黒字で2社が赤字と言う意味)である、2社は心して取り組め、と言ってきたが、今期と来期に関しては9勝0敗になりそうである。グループ合わせると売上も200億に達し、経常利益も6億位にはなりそうである。ありがたい話だが、喜んでばかりはいられない。この状況は多分に外部環境によるものであり、一年先は全く予断を許さない状況である。私のグループでの最大の任務は、あらゆる状況を想定し、風速40メートルの逆風の中でも耐えうる企業体質を構築し、大戦略を提言し実行させることにある。

志澤塾を開講したことは私にとって本当に好かったとしみじみ思っている。一歩退いた立場からしか見えないことがいろいろとある。社会貢献をしながらグループの舵取りも出来る、言わば私の『一つの施策を二つの目的で行う』にこれほど当てはまることはない。

私は、天から与えられた命の続く限り精一杯生きていこうと、改めて思う昨今である。